水戸市見和の内科なら見和中央クリニック

〒310-0911 茨城県水戸市見和1丁目336-6

029-227-1235

内科

一般内科について

地域の皆様の“かかりつけ医”です

体の調子が悪い時に多くの人が最初に受診する「一般内科」は、適切な医療を受けるための“総合案内”としての役目を担っています。当院では、地域にお住まい・お勤めの皆様の頼りになる「かかりつけ医」として初期診療(プライマリ・ケア)からフォローアップまでを継続的に行います。また、高度医療や入院加療、手術などが必要と判断された場合には、適切な医療機関や専門医へ紹介することができます。

幅広い症状に対応します

当院ではありふれた病気から非常に珍しい病気まで、長く大学病院に勤務して培われた知識と経験に裏打ちされた医師が、幅広い症状・疾患に対応いたします。風邪をはじめとする「急な体調不良」など、はっきりとした症状が出ている時はもちろん、「なんとなく調子が悪いのだけれど、どこが悪いのか、何科にかかったらよいのかわからない」というような曖昧な症状がある場合や、健康上の不安があるときなど、遠慮なくご相談ください。当院では最新の医療設備を完備しておりますので、必要があれば総合病院と同じ精密検査をすぐに行うことができます。

急性症状から慢性疾患まで診療

当院の一般内科では、咳、痰、鼻水、喉の痛み、発熱、腹痛、下痢、吐き気・嘔吐、倦怠感、疲労感、体重減少、などの急性症状から、高血圧や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病をはじめとする慢性疾患まで、各種の内科的疾患をトータルに診療いたします。

こんな症状はご相談ください(例)

  • 発熱
  • 咳、痰、鼻水、喉の痛み
  • お腹の調子が悪い(腹痛、便秘・下痢など)
  • お腹が張る
  • 吐き気、嘔吐
  • 胸やけ
  • 食欲不振
  • 胸痛、胸部圧迫感
  • 頭痛
  • 立ちくらみ
  • 動悸
  • 息切れ
  • むくみ
  • 喉の異常な渇き
  • 尿の異常(出にくい、近い、血が混じるなど)
  • 発疹
  • 疲労感
  • 夏バテ
  • 急な体重の増減 など

当院の一般内科における主な対象疾患

急性疾患

風邪症候群、インフルエンザ、咽頭炎、扁桃炎、気管支炎、肺炎、胃腸炎(腹痛、下痢、吐き気、嘔吐)、尿道・膀胱炎、熱中症 など

慢性疾患

生活習慣病(糖尿病、高血圧症、脂質異常症(高脂血症)、高尿酸血症(痛風)、メタボリックシンドローム)、貧血、頭痛、便秘症 など

生活習慣病について

生活習慣病とは

生活習慣病には、高血圧、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、高尿酸血症(痛風)などがあります。いずれも過食や偏食、運動不足、嗜好品(タバコ・お酒など)の摂取過多といった生活習慣の不摂生が主な原因となって起こる慢性疾患であり、生活習慣を見直すことによって予防・改善できる余地が大きいという点が特徴です。
当院では、かかりつけ医として生活習慣病の診断を行い、生活習慣の是正指導とともに全身の管理を継続的に行っていきます。

自覚症状が無くても早めの対策を

生活習慣病は、はっきりとした自覚症状はあまりありません。しかし、症状が全くなくても気づかぬうちに動脈硬化(動脈が硬くなって弾力性を失うこと)が進行し、ある日突然、脳卒中や心筋梗塞など、特に心臓・血管系の重大な疾患となって発症することがしばしばあります。自覚症状がないがゆえにこの生活習慣病の本当の恐ろしさがあります。そうした深刻な状況を招かないように、たとえ自覚症状が無くても、早めに生活習慣病を改善するための対策を講じることをお勧めいたします。繰り返しますが、「症状がないから大丈夫」というのは全く根拠がなく、治療をしなくてもよいという理由にはならないのです。
生活習慣病は、生活習慣の改善、特に食事療法ならびに運動療法が治療の中心となりますが、必要な場合は薬物療法も併用する必要があります。きちんと治療を行っていれば将来の脳卒中や心筋梗塞などの重大な疾患の危険性を下げることができます。

こんな方に受診をお勧めします

  • 健診などで何かしら検査数値の異常を指摘された
  • 40歳以上である
  • 20歳の頃より体重が10kg以上増えた
  • タバコを吸う
  • お酒をよく飲む
  • 清涼飲料水を常飲している
  • 運動習慣が無い
  • 車を使うことが多く、あまり歩かない
  • ストレスが溜まっている
  • 睡眠時間が十分でない
  • 食生活に問題がある(下記)
    • 朝食を抜く
    • 夜遅く食べる
    • 間食が多い
    • 食事時間が不規則
    • 食べるのが早い
    • 濃い味付けを好む
    • 脂っこい料理を好む
    • ファストフードやインスタント食品をよく食べる
    • 満腹になるまで食べてしまう など

代表的な生活習慣病

高血圧

血圧の高い状態が続くと、血管壁が継続的な高圧によってダメージを受けます。するとこの壁が厚くなったり、硬くなったりする動脈硬化の原因になり、動脈硬化になると血液の流れが滞り、最終的には途絶してしまいます。欠陥が詰まると心臓の血管であれば狭心症や心筋梗塞、脳の血管であれば脳梗塞(こうそく)、腎臓であれば腎臓病などを引き起こしやすくなります。また、このように硬くなった血管は血流が途絶するだけではなく、もろく破れやすくなります。もしそのような血管が脳血管だった場合、突然脳出血となって発症します。
高血圧の原因は特定されていませんが、遺伝的要因と食生活(塩分過多)や嗜好品(タバコ・お酒など)の摂り過ぎ、運動不足や精神的ストレスなどの環境的要因が重なることによって引き起こされると考えられています。
高血圧の治療にあたってまず行うことは、適正な体重の管理、減塩、適度な運動を心掛けるなどの生活改善と内服治療です。症状がなくとも、医師から薬を処方されたら指示通りにきちんと服用することが非常に大切です。

糖尿病

血糖を下げるホルモン(インスリンといいます)の働きが悪くなったり、ホルモンの分泌そのものが悪くなったりして、血液中のブドウ糖が細胞にうまく取り込めなくなり、その結果として血液中にブドウ糖がだぶついてしまった状態、これが糖尿病です。長期にわたり血液中のブドウ糖の過剰な状態が続くと、全身の血管に様々な問題が現れ、悪くすると心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクが高まってゆきます。また、腎臓の血管も詰まりやすくなるため腎不全になりやすいことが糖尿病の恐ろしいところです。腎不全が進むと糖尿病性腎症となり、人工透析が必要になってきます。網膜の血管が詰まると糖尿病性網膜症となって失明、手足の動脈が詰まると手足の指先が血流不全となって壊死し、最悪の場合切断する必要が出てきます。このような深刻な事態にも陥りかねない重要な疾患の一つです。
糖尿病は現在のところは、残念ながら完治させることができません。ただし、糖尿病そのものは治せなくても、血糖値を正常に保ち、また体重や血圧、血中脂質も一緒に良好な状態に保てば、合併症を起こさずに健康を維持することは十分に可能ですし、長生きすることも十分可能です。
そして血糖値を正常に保つ上で重要になるのが、血糖コントロールをいかに継続するか、という点です。糖尿病の血糖コントロールは、その時だけ行ってもほとんど意味はありません。糖尿病と診断されたらその後、きちんと血糖をコントロールできるかどうかが勝負になってきます。糖尿病の治療の第一段階として、まずは医師の指導のもとに食事療法と運動療法を行います。これだけで正常値になることも多いのですが、糖尿病が進行したケースや、食事・運動療法だけでは血糖値がうまく下がらない場合は、内服薬による治療やインスリンの注射(インスリン療法)*が必要になる場合があります。

インスリン療法とは

注射により体外からインスリンを補って、健常な人の血中インスリンの変動をできるだけ忠実に再現する治療法です。インスリン療法は糖尿病の最終的な治療手段というわけではなく、良好な血糖コントロール状態を保ち、合併症を防ぐために、糖尿病治療の比較的早い段階から開始するケースが増えてきています。

脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症は、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が多過ぎる、または少な過ぎる疾患です。
脂質異常症を放置すると動脈硬化が進行し、やがて心筋梗塞や脳卒中などを引き起こす原因となります。脂質異常症は、エネルギー過多な食生活や嗜好品(タバコ・お酒など)の摂り過ぎ、運動不足などの環境的要因が重なって引き起こされると考えられています。
脂質異常症の治療は、生活習慣の改善と薬物療法が基本です。
生活習慣の改善は、血中脂質を下げるだけでなく、動脈硬化の進行防止にも役立ちます。
生活習慣改善の主な内容は、栄養バランスのとれた食生活、適正体重の維持、適度な運動、禁煙などです。なかでも特に重要なのが食事療法です。

高尿酸血症(痛風)

高尿酸血症とは、血液中の尿酸が多くなり過ぎている状態です。尿酸は水分に溶けにくいため、血液中では尿酸塩として存在しています。尿酸が過多になると、針状の尿酸塩の結晶ができ、体のあちこちに溜まって、痛みを引き起こします。これが痛風です。
体の細胞は、毎日の新陳代謝で新しくつくり変えられており、その結果、細胞の核からプリン体という物質が生成されます。このプリン体が、尿酸の元になります。
また、プリン体はレバー類、干し椎茸、魚卵類、えび、かつお、いわしなど一部の魚介類に多く含まれています。そしてアルコール飲料には、尿酸値を上昇させる作用があります。こうした飲食物を好む人は、尿酸値が高くなりやすい傾向があります。
高尿酸血症では、尿酸値を下げることが大切です。それには食事療法として、前記のようなプリン体を多く含む食品の摂取を控えめにし、バランスの良い食事を摂るようにします。禁酒・節酒も心掛けます。特にビールはプリン体を多く含むので注意しましょう。また、食事療法と併せ、運動で肥満を解消することも大切です。ケースによっては、尿酸の生成を抑制する薬や、尿酸の排泄を促す薬などが処方されます。

メタボリックシンドロームにも注意

肥満、特に内臓まわりに脂肪が溜まってお腹がぽっこり出ている「内臓脂肪型肥満」の方は、血圧、血糖、脂質値などの異常を来たしやすく、その結果、高血圧、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病が重なりやすいことがわかっています。
内臓脂肪型肥満があり、加えて血圧・血糖・血中脂質のうちの2つ以上が基準値を超えている状態を「メタボリックシンドローム」(内臓脂肪症候群)と言います(下記参照)。
メタボリックシンドロームの患者様では、血圧、血糖、脂質などの値がそれほど異常でなくても、それらが重なることによって動脈硬化が一層進展しやすくなり、ひいては心筋梗塞や脳血管障害など、生命にもかかわる心血管事故が起こるリスクを高くします。

メタボリックシンドロームの診断基準

【必須項目】
内臓脂肪型肥満:ウエスト周囲径(立位・軽呼気時・臍レベルで測定)
男性:≧85cm   女性:≧90cm
【選択項目】
下記3項目のうち2項目以上に該当

〇高トリグリセライド血症:≧150mg/dL かつ/または
低HDLコレステロール血症:<40mg/dL

〇収縮期(最大)血圧:≧130mmHg かつ/または
拡張期(最小)血圧:≧85mmHg

〇空腹時高血糖:≧110mg/dL