水戸市見和の胃腸内科なら見和中央クリニック

〒310-0911 茨城県水戸市見和1丁目336-6

029-227-1235

胃腸内科

胃腸内科について

胃腸内科について

当院では、食道、胃、大腸などの消化管、肝臓、膵臓、胆嚢について、専門医による診療を行っております。
下記のような症状が現れた際は、ご相談ください。

こんな症状はご相談ください

  • 食べ物が通りにくい
  • お腹の調子が悪い
  • 胃が痛い
  • 胃もたれがする
  • 吐き気がする
  • 胸やけがする
  • 便秘がちである
  • 下痢を繰り返す
  • 血便が出た
  • 食欲が無い
  • 体重が急に減少した
  • 顔色が悪いと言われる など

胃腸内科の主な対象悪性疾患

食道がん、胃がん、大腸がん、肝臓がん、胆管がん、胆嚢がん、膵がん、など

食道がん

食道がんは、食道の壁の最も内側にある粘膜内の細胞が癌化して発症します。その多くが扁平上皮がんというタイプで、お酒とタバコが主な原因です。お酒を飲むと赤くなる人(フラッッシャーと言います)は食道がん発症の危険度が高いため注意が必要です。
早期の食道がんは、症状がほとんど無いため、多くは健(検)診や人間ドックを受けた際に偶然に発見されます。早期で発見できた場合は内視鏡による治療で完治させることが可能ですが、内視鏡治療の範囲を超えてしまった場合は外科手術が必要です。食道がんの手術は非常に専門性が高く、大掛かりな手術で術後合併症の発生率が高いのが特徴で、ほかのがんの手術に比べて施設間の治療成績の差が大きいことが特徴の一つです。当院の医師は日本に250名程度しかいない食道外科専門医として、長年、日本の食道がん治療の中心的役割を担ってきました。その経験と人脈を生かし、全国の食道がん専門施設の紹介のみならず、食道外科専門医の個人指名でのご紹介も可能です。どの先生に見てもらったらよいのかわからないという場合でもお気軽にご相談ください。
また、食道がんと診断されたが進行していて手術ができないと言われても、決してあきらめないでください。当院の医師は食道がんの新規治療として、これまで重粒子線治療や免疫療法、温熱療法などの臨床試験を多数実施してきました。現在、臨床試験を実施している施設への紹介も可能ですし、クリニック内でも免疫治療、温熱治療が可能です。

胃がん

胃がんは、胃の壁の最も内側にある粘膜内の細胞が、何らかの原因でがん細胞に変化する疾患で、日本人の罹りやすいがんの一つです。早期の胃がんは、それ自体による症状は無いため、多くは健(検)診や人間ドックを受けた際に発見されます。毎年定期的に健(検)診を受けることが、胃がんの早期発見に最も重要なことです。早期胃がんの予後はとても良く、完全にがんを切除できた場合、治癒率は9割を超えます。またピロリ菌は、胃がん発生の原因になることが判明しており、この菌が存在する場合は、胃がんリスクを減らすために、除菌が検討されます。
当院では豊富な胃がん治療の経験から、適切な治療法のアドバイス、適切な医療機関へのご紹介が可能です。少しでも心配なこと、わからないことがありましたらお気軽にお問い合わせください。

大腸がん

大腸がんには、大きく分けて結腸がんと直腸がんの2種類があります。
盲腸からS状結腸までにできるがんを結腸がんと呼び、直腸から肛門までにできるがんを直腸がんと呼びます。どちらも腸の粘膜から発生する悪性の腫瘍です。また、大腸がんには隆起型と陥没型とがあり、通常、前者はゆっくりと進行するのに対し、後者は腸壁内層に食い込んでいきながら、極めて早く進行します。大腸がんのリスクが高くなる年齢は50代からで、60~70代でピークに至ります。
しかし、他のがんと同様に大腸がんについても昨今若年化が進んでおり、若いからまだ大丈夫といった油断は禁物なので、年代に関係無く、定期検診を受けることが大切です。
小さい大腸がんの場合は大腸カメラを使った内視鏡切除が可能ですが、大きい大腸がの場合は手術が必要です。これは、がんが大きくなればなるほどリンパ節転移の確率が高くなり、この転移しそうなリンパ節も一緒に切除する必要があるためです。最近の大腸がんの手術は腹腔鏡を用いた手術が増えてきており、おなかの傷も小さくできます。当院では大腸がん手術の経験が豊富な医師が診療にあたりますので、ご不明な点、気になる点など、遠慮なくご質問ください。

胃腸内科の主な対象良性疾患

逆流性食道炎、アカラシア、胃炎、胃・十二指腸潰瘍、大腸ポリープ、慢性肝炎(B型肝炎、C型肝炎)、胆石症、慢性膵炎、ピロリ菌感染症、感染性胃腸炎、機能性消化管障害、便秘症、過敏性腸症候群(IBS)、クローン病、潰瘍性大腸炎 など

逆流性食道炎

逆流性食道炎は胃液や胃内で消化途中の食物が食道に逆流し、食道が炎症を起こしてびらん(粘膜のただれ)や潰瘍を生じる疾患です。食道がんのうち、欧米型の食道腺がんのリスクが高まると言われています。胃から食道への逆流を防ぐ仕組みがうまく働かなくなったり、胃酸の分泌が増え過ぎたりして、胃の内容物が食道に逆流して食道の粘膜障害を引き起こすことが原因です。
逆流性食道炎は、もともと日本人には少ない病気でしたが、食生活の変化(脂肪やたんぱく質の摂取量が増えたこと)、肥満、などによって、近年患者数が増加し、それに伴い食道腺がんの増加が報告されていますので、無視できない重要な疾患です。。
この逆流性食道炎では、胸やけをはじめ、酸っぱい液体が口まで上がってくる、胸が締め付けられるような痛み、咳など、様々な症状が起こります。こうした症状に関する問診や内視鏡検査などにより、逆流性食道炎の診断は行われます。
逆流性食道炎の治療の中心は、生活習慣の改善(食事、姿勢、服装など)と薬物療法です。重症になると、内視鏡治療や手術が必要になるケースもあります。

急性胃炎

急性胃炎とは、胃粘膜に急性の炎症を起こした状態で、胃部不快感などを伴います。
原因としては、消炎鎮痛剤などの服薬や飲酒、ストレスなどが考えられます。原因がはっきりしている場合は、その原因を取り除き、その後は症状に合わせた薬を服用します。

慢性胃炎

食べ物などの刺激により慢性的な炎症が起こり、胃粘膜が減ってしまった状態が「萎縮」(萎縮性胃炎)です。また、粘膜の傷が修復される過程で、胃粘膜が腸粘膜に似たものに置き換わってしまうことがあり、これを「腸上皮化生」(ちょうじょうひかせい)と言います。このような胃粘膜の萎縮と腸上皮化生が慢性胃炎の本体です。
近年では、こうした胃粘膜の萎縮と腸上皮化生の発現にピロリ菌が大きく関与していることがわかってきました。ピロリ菌が胃粘膜に存在することで、萎縮・腸上皮化生の進行に拍車がかかります。これら萎縮・腸上皮化生・ピロリ菌感染の3因子が複雑に絡み合って形作られるのが慢性胃炎です。

胃・十二指腸潰瘍

ピロリ菌、非ステロイド性抗炎症薬、胃酸などによって、胃や十二指腸の粘膜が傷つけられ、えぐられたようになる疾患です。みぞおち付近の痛みや不快感を伴います。大抵は薬の服用などで治すことができますので、しっかりと治療することが大切です。また、主たる原因はピロリ菌の感染と考えられており、また、このピロリ菌感染は胃がんの大きな原因の一つとして知られるようになってきました。検査をしてピロリ菌が陽性であれば、除菌をお勧めします。ピロリ菌の除菌が成功した場合は、胃・十二指腸潰瘍の再発リスクの低下だけなく、胃がんの発生リスクも低下することも知られています。みぞおち付近の痛みや不快感は胃・十二指腸潰瘍の代表的な症状ですが、胃がんや膵臓がんでも似たような症状がみられますので、数日で改善しないようであれば必ず検査を受けてください。

胃ポリープ

胃ポリープは、胃の中の粘膜が一部隆起した病変で、健(検)診や人間ドックで発見されることが多いようです。
胃ポリープによる痛みなどの自覚症状はほとんどありませんが、稀に上腹部の不快感や吐き気、出血などを伴うことがあります。
ポリープ自体は良性ですが、そのうちの一部は後にがん化することがあり、がん化する可能性のあるタイプでは経過観察をしたり、ケースによっては切除したりします。
こうした特別な場合を除き、胃にポリープができていても何の症状も現れませんし、がんのように転移して生命に関わることもありません。そのため、あえてポリープを取り除く必要は無いと言えます。しかし、ポリープからの出血がみられ、貧血をきたしているような場合や、胃の内容物の通過障害を引き起こして胃もたれを招いているような場合には、内視鏡による切除が行われます。

ピロリ菌感染症

ピロリ菌感染による自覚症状は、ほとんどありません。感染すると、除菌をしない限り胃の中に棲み続けます。近年、胃がんや胃・十二指腸潰瘍、慢性胃炎の要因になることが判明しています。主な感染ルートは、飲み水や食べ物からで、成人になるとほとんど感染しません。特に幼少期に衛生環境のあまり良くなかった高齢層で感染率が高くなっており、最近の若年者での感染率は低下傾向にあります。ピロリ菌に感染しているかどうかを検査するには、胃カメラ(上部内視鏡検査)により胃の組織を採取して調べる方法のほか、検査用の薬(錠剤)を飲んでから呼気を採取して調べる方法、便の中のピロリ菌抗原を証明する方法などがあります。もしも感染しているようなら、胃がんや胃潰瘍などを予防するために、早期の除菌をお勧めいたします。

感染性胃腸炎

感染性胃腸炎とは、ウイルスや細菌などが感染して発症する胃腸炎のことで、下痢、嘔吐、悪心、腹痛、発熱などの症状を引き起こします。ウイルスを原因とする感染性胃腸炎に対する特別な治療法は無く、そのため症状を軽減する対症療法が行われます。細菌が原因なら、多くは抗菌薬が有効です。ほとんどは3~5日で症状は治まってきます。

機能性消化管障害

みぞおちの痛み、食後の膨満感などの上腹部症状を訴え、しかも内視鏡検査などで症状を説明しうる器質的疾患(逆流性食道炎や胃・十二指腸潰瘍など)が無いケースを機能性消化管障害と呼びます。治療は、まず問診を通じて患者様の社会的・精神的背景を把握し、ついで症状に関連するような生活習慣(食事、睡眠など)の指導を行います。その後、必要に応じて薬物療法を開始します。薬物療法では、まず制酸剤や粘膜保護剤などの対症療法から開始し、ついで消化管の運動機能改善薬を使用します。精神症状が強い場合には、抗不安薬や抗うつ薬を用いることがあります。
食道アカラシアといわれる食道の通過障害をきたす疾患が本疾患の代表的なもののひとつですが、頻度が低く、消化器専門医でも診療経験がないという場合が多々あります。そのため、いつまでも正しい診断がつかないことがしばしばあります。当院の医師は、大学病院でしか遭遇しないようなまれな疾患の経験も豊富です。お薬を飲んでもいっこうに症状がよくならないなど、お困りの場合はご相談ください。

便秘症

便秘は病気ではないようにも受け取られがちですが、腸の動きが悪ければ消化・吸収・ 排泄がうまくいかず、下腹部の張り、腹痛などの原因になります。
体内には、通常は排出されていなければならない毒素や不要な老廃物が長い時間溜まることになり、ニキビや肌荒れなどの肌トラブルにもつながります。
便秘の原因としては、運動不足、ストレスや腹筋力の低下、体の冷え、女性ホルモンの乱れなどが挙げられますが、実際にはいくつかの原因が複合的に絡み合っています。
整腸剤や便秘薬を使って早急な治癒を求めても、便秘がなかなか治らない、ずっと継続しているという場合は、何か別の病気が潜んでいる可能性があります。
体内に隠れた疾患などが無いかを診断した後に、薬物療法だけでなく、腸に良い食生活のアドバイスを受け、自然な便通がもたらされるようにすることが大切です。

過敏性腸症候群(IBS)

主にストレスから、腸が慢性的な機能異常を起こしている状態で、炎症や潰瘍などの器質的な病変を伴わない疾患です。下痢や便秘、腹痛、下腹部の張りなどの症状が起こります。原因は、不安、緊張、ストレス、疲労、暴飲暴食、アルコールの過剰摂取、不規則な生活習慣などです。治療は、食事療法や運動療法をはじめとする生活改善から始めますが、それでも十分な効果の得られない場合は、薬物療法が行われます。

大腸ポリープ

大腸ポリープとは、大腸粘膜の一部が隆起した病変で、直腸およびS状結腸に多くみられます。大きさは数ミリ~3センチ程度です。
この大腸ポリープは、組織タイプの違いから大きく「腫瘍性」と「非腫瘍性」の2つに分けられます。
腫瘍性ポリープは腺腫と呼ばれ、小さなうちはほとんどが良性です。しかし、大きくなるとともに部分的に小さながんが生じることが少なくありません。これが腺腫内がんです。このように腺腫の一部は放っておくとがんになることがあり、そのため前がん病変とも言われます。腺腫は環境要因と遺伝要因が影響し合って起こると考えられており、環境要因としては食習慣が特に重要で、高脂肪・低繊維食が危険因子とみられています。非腫瘍性ポリープには、小児に多い若年性ポリープ、高齢者に多い過形成性ポリープ、腸炎後にみられる炎症性ポリープなどがありますが、いずれも良性で、がん化することはほとんどありません。
ポリープの症状としては、小さなポリープでは大部分が無症状ですが、大きなものでは便への血液の付着や便潜血が起こってきます。
診断にあたっては主に大腸内視鏡検査が行われ、ポリープの有無を確認し、見つかった場合はその大きさ・形状・色調などを観察します。正確なポリープの性状診断は、顕微鏡を用いた病理組織学的検査によって行われます。
ポリープの治療としては、腫瘍性の場合は内視鏡を使って切除します。非腫瘍性ではがん化することがほとんど無いので、積極的に切除するほどのことはありません。ただし有茎性で大きなポリープは出血や腸重積(腸の一部が、同じ腸の中にもぐり込んでしまう疾患)を引き起こす可能性があるため、内視鏡による切除を行います。当院では外来にて日帰りの内視鏡ポリープ切除が可能です。

クローン病

クローン病は10~20代の若年者に好発し、口腔に始まり肛門に至るまでの消化管に炎症や潰瘍が起こります。よく起こる部位は、小腸や大腸、特に回盲部(小腸と大腸のつながる部分)で、病変と病変の間に正常部分が存在するのが特徴的です(非連続性)。
原因としては、遺伝的な素因を背景に、腸管で異常な免疫反応が起こるためと言われていますが、はっきりとは解明されていません。
クローン病の症状は患者様によって様々で、侵される病変部位によっても異なります。頻度の高い症状は腹痛と下痢で、半数以上の患者様にみられます。発熱、体重減少、全身倦怠感などもよくある症状です。こうした症状や貧血などの血液検査異常からクローン病が疑われ、画像検査により特徴的な所見が認められれば、この病気と診断されます。画像検査では、主に大腸内視鏡検査や小腸造影、内視鏡検査などが行われます。
クローン病の治療としては、内科的療法(栄養療法や薬物療法など)と外科療法があります。多くは内科的な治療が主体となるのですが、腸閉塞や穿孔、膿瘍(膿が溜まった状態)などを合併しているケースでは外科療法が必要となります。

潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜(最も内側の層)にびらんや潰瘍ができる病気で、炎症性腸疾患と言われます。特徴的な症状としては、下痢(血が混じることもあります)と頻繁な腹痛です。栄養をしっかり摂れなくてやつれたり、下痢に多量の血が混じると貧血を起こしたりすることもあります。病変は直腸から連続的に、そして上方に向かって広がる性質があり、最大で直腸から結腸全体に広がります。
この病気の原因は明らかにされていません。これまでに腸内細菌や食生活の関与、本来なら外敵を攻撃する免疫機構が自身に向かってしまう自己免疫などが原因として考えられてきましたが、今なおはっきりしていません。
治療は、原則的には薬物による内科的治療が行われます。しかし、重症の場合や薬物療法が効を奏さない場合には、手術が必要となります。
現在、潰瘍性大腸炎を完治に導く内科的治療はありませんが、腸の炎症を抑えるのに有効な薬物療法は存在します。治療の目的は大腸粘膜の異常な炎症を抑え、症状をコントロールすることです。多くの場合、内科的治療で症状は改善しますが、ケースによっては外科手術(大腸全摘術)が行われることもあります。

ピロリ菌について

ピロリ菌とは(胃癌、胃潰瘍、十二指腸との関連菌です)

ピロリ菌は、正式名称を“ヘリコバクター・ピロリ”と言い、胃がんの原因の一つであることが知られています。ピロリ菌に感染すると胃粘膜が炎症を起こし、胃の痛みや不快感、吐き気を伴う慢性胃炎や胃粘膜の組織が消えてしまう萎縮性胃炎へと進んでいきます。この萎縮性胃炎は「前がん状態」と言われ、胃がんの発症リスクが非常に高い病態です。そして日本人の胃がんの99%にピロリ菌が関与していることがわかってきました。胃がんの発症を防ぐ意味でも、ピロリ菌の除菌が推奨されます。
また、胃がんだけでなく、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の原因としてもよく知られています。ピロリ菌の感染によって胃の壁が傷つられ、胃を守っている粘液を減らし、酸の攻撃を受けやすくするので、胃炎や胃・十二指腸潰瘍を発症させる要因になるためです。
ピロリ菌が胃壁に取り付くと、細胞を弱らせてしまう毒素を出し始めます。すると、菌を排除しようとして血液中の白血球やリンパ球が付近に集まります。両者の戦いが激しくなると、胃の粘膜が炎症を起こして胃炎になったり、胃や十二指腸の粘膜が深くえぐられて消化性潰瘍になったりすると考えられます。

ピロリ菌の検査

当院では、胃にピロリ菌がいるかどうかの検査を行っています。
胃カメラ検査(胃内視鏡検査)のほか、尿素呼気試験という検査で検査用の薬(錠剤)を飲み、呼気を調べてピロリ菌に感染しているかどうかを判定します。もしも感染しているようなら、胃がん、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の予防のために、この菌の早期除菌をお勧めします。

ピロリ菌の除菌

除菌には、プロトンポンプ阻害薬(胃酸の分泌を抑える薬)と抗生物質を1週間服用します。プロトンポンプ阻害薬で胃酸の分泌を抑えておいてから抗生物質でピロリ菌を除菌します(一次除菌といいます)。服用終了後から約1ヶ月後以降に、除菌療法の効果を判定します。この方法による除菌成功率は、わが国では70~90%と報告されています。もし最初の除菌療法でうまくいかなかった場合は、違う薬を使って再度、除菌療法を行うことができます(二次除菌といいます)。この方法により、さらに90%以上の方で除菌が可能です。