院内について
当院は1階の診療専用エリアが116坪と、たいへん広々とした間取りのクリニックです。待合室はおよそ15坪の専用スペースを確保し、ゆったりと快適におくつろぎいただけるように設計してあります。
また、待合スペースとは別途に約14坪の喫茶専用スペースも設置し、合計30坪の空間を確保しております。
各種飲料の自動販売機も設置しましたので、お知り合いどうしでテーブルを囲んでごゆっくりお過ごしいただける環境も確保してあります。
喫茶スペースのチェアは介護専用に設計されたものですので、お体の不自由な方でも大変快適におくつろぎいただけます。
また、2階にはおよそ16坪のセミナー室を設置いたしました。最大50名の収容能力がございますので、各種講演会、健康教室、栄養教室などを開催する予定です。
検査機器のご紹介
当院は最新鋭の検査機器を取り揃えております。
体内の微小な病変を様々な角度から検査が可能なマルチスライスCT、胃・大腸電子内視鏡、超音波検査(エコー検査)、X線透視検査(バリウム)、一般レントゲン撮影、心電図、超音波ネブライザーなど、すべて最新の上位機種です。詳細は下記をご参照ください。
16列マルチスライスCT(東芝社製Aquilion Lightning)
0.5mm間隔の超微細撮影が可能な最新型CTです。通常のレントゲンでは発見が困難な初期の肺がんや腹部臓器のがんなどの腫瘍のみならず、脳の出血や微細な骨折の診断など、頭からつま先まで全身の正確な診断が可能です。通常のレントゲンや超音波のみの診断に比べると、まさに別次元の診断能力と言えます。さらに造影剤を用いることで、がんなどの腫瘍が発見されやすくなります。特に肝臓、すい臓、胆管などの診断には造影剤を使うことでより正確な診断が可能になります。3次元での描出も可能ですので、まるで実物を目の前で見ているかのような立体画像の描出も可能です(ご希望の方にはプリントして差し上げます)。
当院のCTは、数あるCTの中でも卓越した性能を持つ現行最新機種のため、検査にかかる時間はほんの数十秒程度です。検査の間には何も感じることはなく、あっという間に検査が完了します。CTは院内ネットワークで電子カルテに接続されているため、検査後すぐに画像をお見せしながら説明しています。検査費用は3割負担でおよそ4,000円程度必要ですが、圧倒的な診断能力を考えますと、少しでも不安がある場合はCT検査を受けることをおすすめします。
電子内視鏡(フジノン電子内視鏡Advancia HD EXT)
胃カメラ
当院では鼻から挿入する(経鼻)極細内視鏡システムを使用しています。鼻からの挿入のため、口からの内視鏡のような嘔吐反射が少なく、非常に楽に内視鏡検査を受けることが可能です。また、口をふさぐことがないので検査中も医師と会話することが可能です。ただし、まれに鼻の中が狭い方がおられますので、その際は口から挿入します。
大腸カメラ
当院では大腸カメラを実施しています。最近の統計では大腸がんが非常に増えています。当院では「痛くない大腸検査」をモットーに検査を実施しております。なお、大腸カメラの以外の方法のひとつである注腸検査に変更することも可能です。
内視鏡で切除が可能な大腸ポリープについては日帰りでのポリープ切除も可能です。ただし、比較的大きなポリープ、扁平なタイプの腫瘍については切除後の出血のリスクが高いため、入院設備のある医療機関にご紹介しています。
当院の内視鏡システム
画像処理の粋を集めた最新鋭電子内視鏡システムです。通常の内視鏡画像とは別に、特殊光観察(FICE:FUJI Intelligent Color Enhancement)が可能で、通常の観察よりも病変の悪性度が正確に判断できます。FICE画像を同時に表示できる「デュアルモード機能」を搭載し、画像処理機能をさらに強化した機種です。
デジタルX線透視(東芝社製 Plessart ZERO)
当院では通常のレントゲンの他、透視を用いた胃のバリウム検査、大腸の造影検査が可能です。従来のフィルムを用いたX線透視は、暗室を使用した現像処理後に診断情報を得ていましたが、当院ではすべての画像がデジタル化され、透視像および撮影像を即座にコンピュータに保存し、即座に画像診断とご説明が可能です。100万画素CMOSカメラを搭載しており、デジタル処理により、黒くつぶれた領域や白く飛んだ領域を容易に補正することができるため、コントラストが高い非常に精細な画像を得ることができます。
超音波診断装置(GE社製 LOGIQ V5)
腹部エコー検査のみならず、乳腺・甲状腺のエコー検査を行っています。同時に4音線受信を採用しているため、従来器と比べて極めて精査な画像が得られ、なおかつスキャンが非常にスピーディーで的確な検査が可能です。多彩な分析ツール・解析機能も有しています。
当院では超音波診断装置も院内ネットワークシステムに接続しているため、撮影した超音波画像は即座に電子カルテに保存されますので、検査後すぐに検査画像をお見せしながら説明を行っています。
温熱治療器(オンコサーミア)
従来の温熱治療はいずれも大量の熱を加えるため、のぼせや高体温などの苦痛が強い治療でした。当院での温熱治療は低容量型温熱治療器で、現在のところわが国では5台が運用されています。熱量は従来型のおよそ10分の1ですのでとても楽に治療を受けることが可能です。
この治療は当院院長みずからが千葉大学で研究を行い、実際のがん患者さんを対象に臨床試験を行ったもので、微小な熱でもがん細胞のがん抗原(がんの目印)の発現増強やアポトーシス(細胞自殺)の誘導が起こりやすくなることが明らかになっています。
その他の医療機器
院内にはその他にも解析機能付き心電計、デジタルX線システム、血球計算機、血糖迅速測定器、ヘモグロビンA1C迅速測定器、一酸化炭素測定器など多数の医療機器が設置されており、各種疾患や病態に対応しております。